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自転車の話題

Mt. 富士ヒルクライム

Mt 富士ヒルクライム


目標は以下の通りで変遷している。
・エントリー当初 →シルバー(75分)
・大会一週間前→ブロンズ(90分)
・当日→完走(半日)

 

 

◆前日まで
3月から減量をはじめ、結果として開始時(75.5)より重い体(76.4kg)で挑むこととなった。(詳細(自戒)は別エントリで整理せねば)
車体が1㎏ほど軽量化されているので、その分が相殺されてちょうど良い。我に死角なし。ヒルクライマーたる資格なしとも云える。
会社内でウイルス性の風が流行っており、私も無事罹患したようで金曜夕方から微熱&喉の痛みなどがある。

大会前日にチームメイトと久しぶりの再会を果たし、一路車で河口湖へ。
車載のためホイールを外そうと試みるもフロントホイールが全く外れない。どうやっても外れず、荒っぽい事も出来ないので仕方なくフロントホイールはそのまま車へ。
ご迷惑をおかけしてしまいました。

道中のSAで伝説のすた丼肉飯増しを注文し、いよいよ伝説の幕開けとなる(特になし)。


宿に着いてから荷物を整理して早速受付会場へ。
あふれんばかりのテントとゴミのように蠢く人間たち。
さすが1万人のサイクリストが集まるイベントといったところか。昼頃では受付もそこまで混雑しておらず、まばたきする間に完了する。

受付完了後、早速フロントホイールを診てもらうため、BMCのブースへ。(4月末よりBMC TeammachineSLR02に乗り換えている)
BMCのお兄さん達によれば、本来挟まっているべきパーツが外れた状態でハマっており、工具で叩けば外れそうだが、リスクがある為ここでは処置が出来ないとの事。
自分としてはここまで何の問題もなく1000km以上走っているので不安は無かったのだけど、お兄さんの

「下りがコワイネ。でもまあ自己責任で!」

の言葉で少し怖くなる。
ヒルクライムで本当によかった。デブだからコンディションは全然良くないのだが、総合的に考えるとまあ良かった。


サンボルトブースでシバタ君とおそろいのリラックマポーチを買ったり、セパレートワンピの男性ユーザーにフレンドリーな設計を見て感動したりして、
なんだかんだ3時間以上をブースで過ごして宿へ。
チームメイトがDi2バッテリー充電器を探したり、ほうとう食ったりなんだりして22時就寝。

 


◆当日
4時起床。
寝汗がすごくて恥ずかしい。バレないように気を遣う。
アンパンとフルグラを食べながらぼーっとする。左腕のvivosmartは冷たく、そして白くなっていた。

クマのようにのそのそと準備をし、いざ出発。発走ウェーブは第4ウェーブである。チームメイト二人が同ウェーブ。
10分程遅れて主催者選抜~女子~その他の順番でスタートしていく。
シルバー獲得にはPWRで4.2倍ほどが必要で、私の場合は320w75minがその値となる。

当然出まへん。


逃げ出したいくらいにはスタート時点で心は折れかけていたが、DNFする方が難しいくらいの雰囲気なので、行けるところまで頑張ってみようと決意し、
号砲とともにスタート。


富士ヒルクライム 1:34:30

 

 

タイム計測地点まではゆっくり進む。レースは3回目なのだが、集団で走る時の独特の高揚感はヒルクライムでも感じられた。


交差点を左折してアクチュアルスタートが切られてからペースを上げようとするも、自転車が進まない。というかクランクが回らない。
まあ一週間前までサボっていた上に飯だけは好き放題食べてたので、「なんでだろう??」と不思議に思う事もなく、スっとギアを落とす。

結果、アクチュアルスタート後5分後にミヤ君から千切れ、20分後くらいにはマー君からも千切れて一人旅。
一人旅には長すぎる残り距離で千切れてしまった上、手が痺れ、腰が痛みだすなど各身体パーツが体重を支える事もままならない状況に陥り、
廃人のような状態で走る事となる。

平坦区間ではそこそこスピードに乗ったトレインで走れたが、その時にはもうブロンズもあきらめていたので、失意の巡航となってしまった。
最後の勾配で振り絞る気も湧き上がらず、そのままゴール。

下山中も手が痺れて、ブレーキ引けてるんだかそうでないんだか全然つかめず、フロントホイールの事を忘れるくらい怖かった。

 

結果は大惨敗であり反省すべき点だらけではあったが、イベントとしてはお祭り感もあって非常に楽しめた。
来年はしっかり体重コントロールして望む結果に届くように頑張ろう。